介護職の平均給与はいくら?男性と女性の差は?
少子高齢化社会で注目されているのが介護職です。高齢者に寄り添って必要な介護サービスを提供する介護職は、今後さらに必要性が高くなる職業です。これから介護職への就職を考えている人も多いかもしれませんが、実際に介護職になるといくらくらいの給料がもらえるのかが気になるところです。給与については年齢や性別、職場やスキルによって変化しますが、全体的な平均値を知っておくと、仕事選びの参考になるはずです。また、給与事情や給与を上げるコツなどについて解説された情報サイトをチェックすることで、目指すべきところを明確にできるでしょう。
介護職について、国が令和3年に実施した調査によると、介護職の平均年齢は43歳で、平均年収は350万円、平均月収は25万円となっています。賞与は平均で50万円です。全体の平均値を見てみると、他の職種と比較しても決して高収入というわけではありませんが、その理由として、国によるサポート不足が挙げられます。今後国が介護職全般に対して補助金などを導入したり、給与水準を引き上げたりすることが求められます。
性別で見てみると、男性の平均年齢は40歳、平均年収は約380万円で、月収は27万円、賞与水準は57万円です。全体の平均よりも高いことがわかりますが、これは体力が求められる仕事を男性が中心に行うことが多いことが関係しています。男性の場合、フルタイムでの勤務が中心になることから、このことも報酬を底上げしている理由と言えるでしょう。
女性の平均年齢は45歳で平均年収は340万円です。月収は平均24万、賞与は49万円となっており、男性よりも低い水準ですが、これはパートタイムで勤務する女性が多いことが原因となっています。